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資本主義は"オワコン"なのか?

2018/7/28 未来探求ゼミナール 山田先生インタビュー

7/25(水)、7/28(土)に開催される社会人向けゼミ「未来探究ゼミナール」。4つの講座のうちの1つ”ゼロから学ぶ「資本主義」・「日本とグローバル経済を読み解く”の打ち合わせをすべく、立ち上げ人の家子が講義を終えたばかりの山田先生を訪ね、駒澤大学へとやってきました。

家子「山田先生、よろしくお願いします。」

山田先生「はいお願いします」

家子「どうでもいいですがゼミの案内ページの先生の写真を見た友人から”そっくりだね!”というコメントが何件もきているんですが・・・」

山田先生「そりゃ親子だからね」

家子「まあいいんですが。さて今回なぜお願いしたかというと、私、NHKスペシャルでやっていた『欲望の資本主義』シリーズが好きで。その番組で気鋭の経済学者・哲学者が口を揃えて資本主義というシステムがもう機能不全になっていると言っていて、そうなのか!と衝撃を受けて。経済がやばそうだというのはうっすら感覚的には感じてきていたけど、なんせ自分が生まれた時から経済が良かった試しがないので、いまいち危機感が持てなくて。もう慢性的に悪い状態に慣れてしまっていて。でも、もしかしたら自分が生きている間に経済が次のステージに移行するんじゃないか。だったらそもそも今の資本主義という経済システムを知らないといけないよなと思ったのが、講座をお願いしたきっかけなのですね。身近に聞ける人いるじゃんと思いまして。ということで本当に資本主義ってもうオワコンなんでしょうか?」

山田先生「ハーバード大学が2016年頃に18~29歳のアメリカの若者に対して世論調査をしたところ、51%が資本主義は支持しないと回答している結果が出た」

家子「2016年というと…トランプ政権前夜…?」

山田先生「そう、ちょうど若者の間でサンダース支持者が増えていたりという時期。これが何を表しているかというと、資本主義が若者を中心に深い反省の時期に入っているということなんだね」

家子「いったい何を反省するの」

山田先生「多くの人を豊かにするはずの資本主義が、その果てに格差を拡大する結果になってしまっているということ。ピケティも指摘するように、一方における富の蓄積、一方に貧困の蓄積。富と貧困の格差が拡大していくことになっている。しかも、富を得ているのはほんのごく一部の人間で、圧倒的多数は貧しくなっているちなみにこんなデータもある。世界の下位半分にあたる36億人が持つ金融資産の総額と、一部の超富豪が持つ金融資産の総額が同じだと言われている。その一部の超富豪って何人だと思う?」

家子「え…36億人の2%だとすると…7200万人くらい?」

山田先生「たったの8人

家子「えーっ、8人。それってどんな人?アラブの石油王?」

山田先生「代表的なところだと、ビル・ゲイツ、ジェフ・ベゾス、マーク・ザッカーバーグ、ウォーレン・バフェットなどと言われているよ。詳しい記事はこちら。」

家子「なるほど言われてみれば超お金持ってそうだわ。でもなんでそんなことになっちゃったの」

山田先生「それは金融ビジネスの影響が大きい。物を作って売ってという実体経済が300年かけて作り上げてきた資本主義が、金融ビジネスの誕生によってここ数十年で急速に膨張していったんだよ。ネットによる情報化社会によって一瞬で巨万の金融資産が売買される。目に見えない経済の暴走が、偏った富の分配を生み出してしまったんだね」

家子「たしかに金融って、本当に一部の人しかわからない世界ですよね。私も投資とかやろうと思うけど難しくて…。資本主義って8名に代表されるようにアメリカを中心とした仕組みだよね。もし資本主義が限界にきているとすると、この先世界はどうなるの?」

山田先生「実はいま、歴史が大きく動いているんだよ。世界経済の中心がアメリカから、なんと我々のいるアジア経済に移ってきている」

家子「え、本当に?」

山田先生「実はGDPの経済規模ではもう既にアメリカ経済圏がトップではなくなっている」

家子「そうなのかー。それで昨今、某大統領は必死に関税をかけて強いアメリカを取り戻そうとしているのか。ちなみにアジア経済が世界の潮流を握るってことがあまりイメージできないけどそうなったときどうなっちゃうの?」

山田先生「それは・・・(以下略)」

というようなお話を、ゼミ当日はじっくり伺います。詳細は下記からどうぞ。

未来探求ゼミナール 2時間目 7月28日(土)11:00~13:00

ゼロから学ぶ「資本主義」・「日本とグローバル経済を読み解く」

■講座内容

リーマン・ショック、貧困格差など、資本主義社会の歪みがあらわになり、新たな社会システムが模索される時代に、経済や資本主義をゼロから学び直すことによって、日本や世界がどう変化していくのかをみんなで考えてみるゼミです。実際に大学で行っている講義内容をもとに、そのエッセンスを抽出したミニ講義を行っていただきます。

■講座テーマ

1.そもそも私たちのいる資本主義経済ってなに?

2.日本とグローバル経済の今を読み解く

3.塗り変わる世界経済地図と未来の選択

■ナビゲーター講師:山田 博文 先生

群馬大学名誉教授。専門は経済学・金融論。群馬大学・高崎経済大学・駒澤大学非常勤講師。著書に『国債管理の構造分析』(日本経済評論社、1990年)、『金融大国 日本の構造』(みずち書房、1991年)、『金融自由化の経済学』(大月書店、1993年)、『現代日本の経済論』(日本経済評論社、1997年)、『現代経済システム論』(日本経済評論社、2005年)、『これならわかる金融経済(第3版)』(大月書店、2013年)、『国債がわかる本』(大月書店、2013年)、『戦後70年の日本資本主義』(新日本出版社、2016年)、『99%のための経済学入門(第2版)』(大月書店、2016年)、他。

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